ここ最近よく見聞きする言葉…【非認知能力】!!
そこで、
『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』を読みました。
著者は、大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)さんと
大豆生田 千夏(おおまめうだ ちか)さん!
本を手に取った後に気づきました。
実は以前NHKのEテレ「すくすく子育て」の番組に
大豆生田 啓友さんが出ているのを見かけたことがあって
「珍しい名字だな~」と記憶していました。
巻末の著者紹介を見ると…やっぱり!
「すくすく子育て」に出演されているお方でした☆
非認知能力とは?
言葉だけを見ても分かるような、分からないような感じがしますよね。
「一体何のこと?」
私も最初思いましたが、この本を読み進めていくと、
何も真新しいことではないなあと感じました。
その【非認知能力】とは、言い換えるなら
「あと伸びする力」とも言われるものです。
読み・書き・計算などの「認知的能力」ない力、あるいは数値化しにくい能力のことです。(中略)何かに熱中・集中して取り組む姿勢、自分の気持ちをコントロールできること、他社とうまくコミュニケーションできること、自分を大事に思えること、といった力のことなのです。
『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』 P11~12
様々なことをやり抜く力、
生きていくために重要となる力を育てたいと思う
私の気持ちそのものが書かれている気がしました。
「非認知能力」を育てるためには?
- 応じてくれる大人の関わりが大事
⇒ ありのままの自分を温かく受け止めてくれる大人がいることで、
自分の気持ちをコントロールして、自発的に物事に取り組むようになる。
- あそびが学び
⇒夢中であそんている子は、「問い」を持っていたり「探求」したりといった「学び」を実践している。
- 絵本の読み聞かせ
⇒ たくさんの文化にふれることで、あそびは豊かなものとなる、
それが「非認知能力=あと伸びする力」につながる。
本のタイトルに”0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める”とありますが、
いつの時期においても、人は非認知能力という大切な力を育み、発揮することができるとあるので、
「小学生だからもう遅い」ということはないそうです!
将来のために非認知能力を育てるのではなく、
子ども時代の現在の毎日が満たされるために、
子どもに向き合うことが大事とのこと。
具体的に何をすればいい?
本書では一例として様々なあそびが紹介されていました。
さらにイラストがふんだんに使われていてわかりやすいですよ☆
見ていると、「普段からしている行動だな~」と感じるものも多く、
この遊びも大切なことだったんだなあと、気づかされることもありました。
手作りおもちゃの紹介もありました。

【ストロー落とし】や【ぽっとん落とし】は、モンテッソーリ教育の遊びっぽいですよね!
昔私も手作りしましたよ☆
モンテッソーリといえば、こちらの『「集中できる子」が育つモンテッソーリの紙あそび』もおすすめです☆
はさみ、縫いさし、糸通しや切り紙などの型紙があって、作り方も丁寧に書かれていますよ!



『「集中できる子」が育つモンテッソーリの紙あそび』の前作
『「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙あそび』もあります☆
コミュニケーションの大切さ
本書では、様々なあそびを紹介したあとに最後に
コミュニケーションの大切さが書かれていました。
そして一人で育児をするお母さんの心情にも非常に寄り添っていて、
気をはらずに、のびのびと子育てしよう!という気持ちにさせてくれる本です。
子どもとの接し方や遊び方がわからなかったり、
少しでも【非認知能力】を育てる参考にしたいと思う家庭におすすめの本です。